遊記 聖天宮(埼玉県)で見つけた八仙
さて…、このページはできれば近隣の住人は見てほしくないんだが、どーしてもお仕事忙しくて…とか、遠くて見に行けないとか…そういう人の為に作りました。
ブログ(9月12日の記事)で語った聖天宮のレポート続きです。
鐘楼・鼓楼、中庭のあたりをぐるぐると動き回ること、二時間余り…。彼らを見つけたのは、内部を隅々まで見つくし、帰ろうとしていた時ですよ。
私はウォーリーを探せの勢いで、細かいところまでじーっと目を凝らしてみてたんで、これ以上はもう無理ヾ(・д・` )ネェヨ…って諦めてました。しかしその判断が皮肉にもどんぴしゃで、ずっと建物を内部(中庭)から見ていたら八仙はみつからかった。華やかな装飾に飾られた内側には元々いなかったのですよ…。
探し求めていた彼らは、なんとこの鐘楼の壁にいた…!
ここで建物の構造をもう一度おさらいさせてください。
今回はさらに分かり易く図にまとめてみました。
どうです?これ…
お分かりいただけますか?
もっと分かり易く図にするとこうです。何が言いたいのかって、はいもうおわかりね?
アウト・オブ・眼中
かんっぜんっなるっ死角…!うぇえいっ!
普通の拝観者だったら絶対に見ないよ!私が普通じゃなかったから気づいちゃっただけで、一般人なら10割素通りする配置だよ!!
いや、大げさじゃない。ホントに裏ですから…。
そして来る人は大体鐘楼の方を見る時、豪華な瓦の方に気をとられるから、石壁なんて見ない…。ううっ言ってて涙がこぼれそうだ…。
そしてアレだ、うちで色々いじらせてもらってる湘様はどこなんだろ~って探しててね。
やっと見つけました。赤い矢印のとこ。
見えねぇぇぇぇーーー!!!!絶対目に届かねぇぇぇー――!!!!
思わず裏方で粗ぶったわ。むしろここが裏で感謝するね、誰にも見られたくないお見苦しい場面ですから。外側が裏方と分かるように、トイレと炉 の位置付け加えましたよ。
ほら…あそこの炉で、寿金って紙を燃やすんだ…。 普段何か燃やすと犯罪になるから、こういうところで堂々と物燃やそう。なんかすっきりするよ。( ^ω^)・・・
…まあいいさ、いてくれただけ嬉しく思います。なんとか会えたので写真載せますね。
上の図でいうと、①の部分。
細部は浮き彫りでなくエッジで表現していて、凄いうっすいので分かりにくいと思いますが、
何仙姑(左)と李鉄拐(右)です。
これ以降も、一枚の壁につき二人一組で八仙が描かれています。最初この一枚目見たときは、八仙だと分からなかったんですよ。
だって何仙姑が荷花持ってないだもの…。しかしなんか逢引してるっぽいこのシチュエーションは…、やっぱ東遊(ry
お次は②の写真、ここでやっと「こ、これは…まさか…!?」となった。
どうみても呂洞賓(左)と漢鐘離(右)じゃないですかーー!
叫びたくなるくらい分かりやすい。姿も東遊記そのまんまで有難いわ~!
大体彼らは色んな絵を見てもイメージがぶれないな~…
なにげこの石壁絵の中では一番好きかもかな…。
図の③は、張果老(左)と曹国舅(右)。
っていうか、もう我慢ならないのでつっこみますね。
まんま東遊記(エリート出版)じゃねぇか!!
お手元に本がある人は、今すぐ張果老と曹国舅の挿絵を確認するといいよ。
といっても、ほとんどの人持ってないから、東遊記アバウトその三をご覧ください。張果のところのみ、このサイトの記事に引用させてもらってます。
ほらこの二人、ポーズ完全に一致。
張果はあのトングみたいなものを宙に投げてるし。
あそこで使われてる挿絵が、まるっきりこれの元絵じゃないかなと思う。
そして最後、これが④です!ああ、ついに来ましたわ~。
韓湘子(左)と藍采和(右)です。
やっと会えたね、ずいぶん探したぞ湘様…。
相変わらず地味だし目立ってなくて安定の平常運転だよ。
しかしなんで李鉄拐でもないのに、みんな(+藍采和+曹国舅)片足あげてんの?
笛持ってるけど吹いてないし、あれかな、酒入って浮かれてんのかな。
だがそれ以上に気になることがある…さあ思い切って写真を拡大してみよう。
藍采和ぇぇぇーーーーー!!!!
おいおい完全にキマッチャッテルよぉぉ~、いや確かに実際ラリッてるけど!
OH…なんというキチ顔…。
別に可愛さとか、最初からそんなの求めちゃいないが、これはひどいww
検索するともう少しまともに描かれてる気がするので、悪意あるのか(ry
まあ…こっちの方がリアルですよね、狂ったように踊る感じとか。
はい、以上でご報告を終えますが…いかがだったでしょう?
偏見私情はさみ過ぎて、お見苦しい限りですが、少しは八仙に興味持って頂けたら、私としても書いた甲斐があったというものです。
記事見ちゃった人も、確認ついでに見て来たらいいと思います。
結局は最後まで「行けよ」というゴリ押し宣伝でした。すいません、でもオススメです!